悪性リンパ腫の話
悪性リンパ腫とは?
★悪性リンパ腫に関して調べてみました
悪性リンパ腫(あくせいリンパしゅ)は、リンパ系の一部であるリンパ球という細胞が、がんになる病気といわれています。
リンパ系とは、体の免疫システムの一部で、体中に広がっていて、免疫システムの一部として体を病気から守る役割をしています。
悪性リンパ腫には多くの種類があり、大きく「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」に分けら、それぞれ治療方法や予後が異なる、とのことです。
ホジキンリンパ腫 (Hodgkin Lymphoma)
- 特徴:
- ホジキンリンパ腫は、比較的まれなタイプで、特定の異常な細胞、「リード・スタンバーグ細胞(Reed-Sternberg cells)」が存在することが特徴で、この細胞がリンパ節に見られます。
- 無痛の頸部リンパ節腫脹(首のリンパ節の腫れ)と関連しています。
- 発症部位:
- 通常、首、胸、または腋のリンパ節にまず現れることが多い。
- 治療法:
- 化学療法や放射線療法が一般的な治療法です。治癒率は比較的高く、多くの患者が治療によって完全に回復することが可能です。
非ホジキンリンパ腫 (Non-Hodgkin Lymphoma)
- 特徴:
- 非ホジキンリンパ腫はより一般的で、30種類以上の異なる多くの種類があります。
- ホジキンリンパ腫と異なり、リード・スタンバーグ細胞は見られません。
- いくつかのタイプは非常に成長が遅く、すぐに治療を必要としませんが、他のタイプは非常に急速に成長し広がり、集中治療を必要とします。
- 発症部位:
- リンパ節だけでなく、体のさまざまな部位(胃や腸、皮膚など)に発症することがあります。
- 治療法:
- 治療法は種類や進行具合によって異なりますが、化学療法、放射線療法、免疫療法などが用いられます。
- 治癒率は種類や進行度に依存し、早期発見・治療が重要です。
違いのまとめ
- リード・スタンバーグ細胞:
- ホジキンリンパ腫:存在する
- 非ホジキンリンパ腫:存在しない
- 発症部位:
- ホジキンリンパ腫:首や胸、腋のリンパ節にまず現れることが多い
- 非ホジキンリンパ腫:体のさまざまな部位に発症することがある
- 治療法と治癒率:
- ホジキンリンパ腫:化学療法や放射線療法が有効で、治癒率が高い
- 非ホジキンリンパ腫:種類や進行具合に応じた治療が必要で、治癒率は異なる
このように、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫は同じリンパ腫でも、異なる特徴を持っています。
それぞれの病気に適した治療法があるので、早期発見と適切な治療が重要と言われています。
日本人の悪性リンパ腫の9割以上は非ホジキンリンパ腫であると言われています。両者の治療法や予後は異なります。
日本での発症数と治癒率
一般的に悪性リンパ腫の5年生存率は約60%~70%前後ですが、種類や治療の進行具合によって異なるようです 。
日本での発症数に関しては、2019年には約36,638例の新規患者が報告されており1、人口10万人あたりの罹患率は29.0例です。死亡率は人口10万人あたり11.2人となっています1。5年相対生存率は約67.5%で、男性が66.4%、女性が68.6%です1。
詳細を調べるのに適したサイト
悪性リンパ腫について最新のデータや詳細を調べるのに適したサイトはいくつもありますが、参考までに下記リンクを貼っておきます。
これらのサイトでは、悪性リンパ腫の種類、症状、治療法などについての情報を得ることができます。
また、最新の統計データや研究結果にアクセスすることも可能です
図表やグラフを使って情報が提供されていることが多いです。
詳しい情報やサポートが必要な場合は、専門医や信頼できる医療情報サイトを参照することをお勧めします。