3-4 入院4日目 人生で珍しい食欲不振の朝

病気の記録

朝は6時15分に目が覚める。

自宅では、4時~4時半頃には起床していたので、ちょっと寝すぎだよね、という感じ。

むくみは取れているかな?

7時 検温

7時10分 採血

朝食は、完食したけれど、食べる前からちょっと「いらない」気分がした。

味付けのせいだろうか。

私は40度の熱が出ても、食欲だけはしっかりあるほうなので、食欲不振というものにほぼ無縁だった。

そんな私が「いらないかな」と思うのだから、体調のせいなのか、病院食の味付けのせいなのか、どちらかは不明だけど、「あんたにしては珍しいね」と心の中でつぶやく。

10時30分 主治医の回診

血液検査の結果は良かったという話で、「来週の退院の予定で進めていこう」とのお言葉。

最初は2週間以上かかるのでは、とビビっていたので、先が見えるのって嬉しい。

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振り返って思うこと 病気とは戦わない

入院時のメモ書きを見ながら当時のことを思い返すと、一番心配だった、体調がどのように変化していくか・・・ということ。

 

結果として体力が落ちることもなく現在まで来ているので、何よりだったわけですが。

(むしろ体重がちと多めだったので、朝食抜きのファスティングを薬がなくなった寛解時から継続中)

 

最近、病気の方のTwitterがたまにお勧めでUPされてくるのが少し気になっています。

「病気だからSNSしちゃいけないのかよ」というのではなくて、自分が病気だ、と向き合いすぎることを心配してしまうのです。

 

悪性リンパ腫の一応寛解から、経過観察中3年目の個人的な心情としては

「病気とは戦わない。そして健康に向き合う」ことが、自分の中の無意識に光を送ることになるのではないかなと思うから。

病気の治療は、お医者さんと薬に任せる。

自分は、自分の体のために何をしてあげようかという方向に心を傾ける。

 

「私は病気だけど、頑張っています」という言葉は、意識・無意識・潜在意識までも「ああ、あなたは病気だからね」と自覚・認識・意識づけしてしまう、見つめてしまうような気がするから。

なんだかそれは良くない気がしていたから。

 

入院時や、退院後の体調に関しての記録は取り続けたけど、一年は健康のためにできることを見つめ続け、ブログは「寛解」の言葉を聞いてからスタートした。

「悪性リンパ腫」に関して検索しまくったのは、入院をするまで。

入院後は、検索することすら意識的にやめた。

言葉にすることもやめた。

 

もちろん、Twitterでフォロワーさんからの言葉で力をもらうことはあると思うから、人さまざまな思いはあると思う。

けれど、できるならば「病気」と言う言葉は極力触れず、使わず、向き合わずに、

自分の働く細胞さんたちのために「健康に全集中」してあげてほしいなと、思ったりするのです。

 

言葉は、自分を鼓舞もできるけど、追い詰めてしまうこともあるから。