2-3 告知から入院まで 治療を受けながら働き続けられますか?

病名の宣告 病気の記録

一通りの検査が終わって5日後の受診で入院、と思ったら転院になりました

リンパ節摘出手術が終わって5日後、血液内科を受診。

一通りの検査が終わったので、入院日を決める日です。

PET検査、リンパ節摘出手術(生検)を行って、90種類近くある種類の中から、自分がどのタイプなのかがわかって、治療に入ることになるので、入院期間もだいたい判明するはず。

どうなるのかな・・・と思いつつ、診察室へ。

病名と、治療法についての簡単な説明の後、

今、ベッドが埋まっていてこのままだと1か月近く待つことになります。

でも、待っていられる病気ではないので、近郊にある病院を紹介するので、そこで治療をしてもうことを勧めます。

ひろせ(困った)

この間は、すぐ入院という話でしたが??

移植が必要かと思ったんだけど、大丈夫そうだからね。それに、悪性リンパ腫の化学療法は標準治療として全国で同じように受けられるから。大丈夫ですよ。

ひろせ

…………

ただし、ゆっくりしていていい病気じゃないので、これから紹介状を画像データをすぐに用意するので、すぐに予約をとって受診してくださいね。

なんだかなぁ・・・と思いつつ、病院の駐車場から、紹介された病院に電話をかけて、2日後に予約を入れる。

たしかに、難病患者とかを多く受け入れている大学病院なので、別の病院を紹介されるということは、比較的「軽度だから、うちの病院で見るほどの病気じゃないよ」と言われたような気がしないでもないのだけど、ちょっと複雑。

しかも、血液内科というのはどこにでもある科ではないらしく、私の地元には大きな病院がいくつもあるのに、「血液内科」がある病院はなし。

それでも隣の市にあるだけでも幸いかもしれません。

「ま、いいか」と自分を納得させながらも、行ったことのない病院なので、やや不安。

幸い、家からも職場からも車で15分ほどと近いので、退院後の通院を考えても良い方に転んだと考えようと、自分に言い聞かせるのでした。

2日後に転院先での初診、そしてやっと入院日が決まる

「悪性リンパ腫です」と言われてから約1か月後、紹介された総合病院を週末に受診。

最初に受診した最新設備の整った超きれいな大学病院と比べると、総合病院の本館はやや古びていて電気は明るいのに暗い感じ。

それでも初診の患者に対しての病院のサポートなのか、受付から診察室の待合室まで、案内担当者が付き添ってくれたのが、好印象。病院で迷子になることもなく、呼ばれるまでのシステムとか、わからない不安を解消してくれます。

そして、新しい主治医に対面。

主治医

じゃあ、来週入院して治療に入りましょう。

最初は10日から2週間入院して化学療法を受けてもらって、そのあとは外来治療になっていく予定です。心配なことはありますか?

ひろせ

退院後は、治療を受けながら働けますか?

主治医

50歳代だとまだ若いから、働きながら治療をうけている人もいるけどね・・・。まぁ、事務職なら、ね。

「大丈夫」とも「無理です」という回答でもなく。でも、「だめ」といわれなかったことに、ちょっとほっとしました。

診察後は、入院に関してのレクチャーを受けて帰宅。

4日後の入院に向けて、会社への報告、身内への連絡、そして入院のための買い物など、いろいろ準備もしなくてはなりません。

入院までの、思ったより忙しい日々が始まりました。