朝のルーティーンとファスティングの効果

LIFE

悪性リンパ腫という病気になり、8クールの化学療法(抗がん剤治療)が終わった頃には、試行錯誤をしていくなかで、日々のルーティーンが整いました。
(*routine=日課、日々の決まった手順)

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たどりついたのは「腸活」

抗がん剤治療中の副作用から意識するようになったのが「便秘」。

今までは便秘らしい便秘になることもなかった体質なので、「腸活」は大切なんだろうけど、自分には関係ないし~と、どこか他人事としてとらえていました。

それが、薬の副作用として始まった便秘気味な日々。病院からは処方薬も出ていますが、できれば薬に頼らず便秘を解消したい。そう思って調べていくうちに知ったのが「腸活」の重要性でした。

現在、実行しているひろせの日々の「腸活」ルーティンは次のとおり。

朝のルーティーン
1.マグカップ3杯の「白湯」を飲む
2.朝食の代用としてマグカップ1杯の「青汁+甘酒」を飲む
3.出勤前の10分~20分の散歩をする
4.朝食抜きのファスティングを実行する
もちろん体質や、病歴によって効果の有無は異なってきますが、私の場合は、これらのルーティンをすることで治療を終えて約半年後には「体重」「血液数値」の両方にしっかりと改善効果が現れました。

マグカップ3杯の「白湯」を飲む

起床したら、まず白湯づくり。

前夜に準備しておいた水が半分入ったやかんをコンロの上において点火。

沸騰するまでの間、冬場は湯たんぽを寝床から取り出して、温かいお湯で洗顔。

10分程度で洗顔と基礎化粧を終える頃には、ピーッと沸騰の合図。

弱火にして、そのままグツグツ沸騰させてタイマーを10分にセット。

白湯を飲む前には、うがいと歯磨き粉を使わずに歯磨きを行います。
就寝中は口の中に雑菌がたくさん増えるので、風邪予防の為にも、うがいと歯磨きは欠かせません。

そして体重測定。(日々の体重増減を確認できます)

10分後、マグカップに白湯を注ぎ、少し時間をおいてから冷ましながらゆっくり飲みます。

マグカップ3杯の白湯を飲みながら、ゆっくりと体を目覚めさせていきます。

朝食の代用としてマグカップ1杯の「青汁+甘酒」

朝食は食べないけれど、代用として青汁を豆乳&甘酒に混ぜて飲んでいます。

「甘酒」は飲む点滴といわれるほど、栄養素バツグンの飲み物。
その効果も、便秘解消や疲労回復、美肌効果などいろいろありますが、市販の甘酒は熱処理されていて熱に弱い酵素はほとんど残っていないそうです。

でも、わたしが求めている効果は、その熱処理をしても残っている「オリゴ糖」の栄養素。
腸内の善玉菌を増やして、細菌を正常化する整腸効果がある米糀の甘酒がおすすめです。

そんな朝食代わりの「青汁&豆乳入り甘酒」は、レンジで1分温めます。

量は、豆乳1/3+甘酒2/3+青汁 マグカップ1杯分。

もともとは野菜不足な食生活を反省して、「青汁」を飲もう!と決心して飲み始めました。

最初はいろいろなメーカーの青汁を試したのですが、今は甘み成分が入っていなくて、熊笹が入ってるタイプを選んで購入しています。

ちなみに朝は飲むのは、DHCの「よくばり青汁」。

甘酒に混ぜて温めて美味しく飲めます。

出勤前の散歩で運動不足を補い、太陽光を浴びてビタミンDを体内生成

治療中に体重がやや増えたり、悪玉コレステロールの数値が上がったりして、主治医から

主治医
主治医

食べすぎに注意して、適度な運動も心がけてください。

と、注意を受けました。

車通勤ということもあり、1日3000歩すら外で歩いていない日もあり、体重もやや増加傾向。

血液検査でもASTやALTの肝臓機能の数値が基準値(上限値)の倍近く、動脈硬化に関係する悪玉コレステロールの数値LDL-choも基準値オーバーの200近く。

それによる自覚症状はないものの、運動不足は実感。主治医からの注意もあって、とりあえず通勤前と、通勤後に自宅周辺を10分以上歩くことにしました。

「便秘」同様、いままで「散歩」とはほぼ無縁な人生でした。
犬も飼っていないのに散歩なんてしないでしょう、と思っているような人間だったのですが、意識が変われば、行動も改善できるものです。

自分でも感心しますが、今ではすっかり習慣化することに成功しました。

朝食を抜く ファスティング生活

以前は、1日3食をしっかりとる生活。
抗がん剤治療で体力を落としてはなるまいと、意識して栄養を取る日々。
しかし、体重は日々増加傾向。
血液検査の数値は相変わらず肝機能系が高いまま。

いろいろな動画をみるうちにオートファジー関係の動画を続けて視聴するようになりました。

そして、現在はお昼と夕食の1日2回に変更。

これは、オートファジー(Autophagy/自食作用)効果を期待してはじめた習慣のひとつでした。

「オートファジー」という言葉は、2016年に大隅良典教授(東京工業大学栄誉教授)がノーベル生理学・医学賞を受賞したことで注目されるようになったので、ご存じの方も多いと思います。

「自食作用」という言葉のとおり、体の中を飢餓状態にすることで、古くなったたんぱく質を分解して、新しく再利用させる仕組みがあるというのです。そのオートファジーが動き始める条件が約16時間の空腹らしいのです。
動物の体というのは、ちゃんと自分で自分のメンテナンス&リサイクルをしてくれる装置が備わっているんだと、当時、大隅教授の受賞理由をニュースを見ながら感動したのを覚えています。

私の場合は、悪玉コレステロールの数値がずっと悪かったので、白血球(WBC)たちに頑張ってもらうためにも宿主の私も頑張らねばと、このオートファジー効果を期待して朝食抜きをスタートさせました。

特に、ダイエットを意識して始めたのではなかったものの、血液数値の改善と共に、半年後には約7キロ減量という、おまけまでついてきました。