抗がん剤の副作用として、血管が固くなったり、細くなったりして採血がしずらくなるという症状が、私の場合はあります。
何度も針を刺し直す採血の失敗が続く 抗がん剤の副作用らしい
私の場合、今まで健康診断の採血では、ほぼ一回で問題なく採血出来ていたのですが、化学療法が1回、2回と進むうちに、看護師さんから「血管が逃げる」とか「血管が動く」とか言われるようになり、ある時から採血の針刺しがうまくいかないようになりました。
ひどい時は、両腕とも試して、6回目にやっと採血出来る
失敗続きで、看護師さんが別の人に交代する
やっと針を刺せたのに血管が細くて、採血が途中で止まってしまう。
細い針に変更して再度やり直す。
などなど、回を重ねるごとに採血の日が苦痛に感じられるようになってきました。今日は何回で成功するんだろうって、思うだけでうんざりでした。
しかも、採血のやり直しが多い日は、肝心の化学療法時の点滴用の針を刺す場所がなくなって手首に近いところに針を刺すこともありました。
手首のあたりって、痛い。 😥
採血が1回で決まる 魔法の言葉!
採血が失敗する事態が続くので、ネットで調べてみると「血管が逃げる」という表現を目にしました。
血管に張りがある(若くて弾力がある)ので逃げる
血管が固いので、刺しにくい
どちらにしても、看護師さんは「私、血管が逃げやすい」と患者さんから言われると緊張する、という記事も目にしたりして、ますます悩みました。
採血に失敗した看護師さんは「自信を失っちゃう」と落ち込む人もいたので・・・。
そんなある日、化学療法室(※通称「ケモ室」)の看護師さんが、魔法の言葉を教えてくれました。
※化学療法のことを英語で「chemotherapy(ケモセラピー)」と言うらしく、化学療法(ケモセラピー)+室→ケモ室 と呼ぶようです。
「化学療法を受けているので、採血が難しい血管なんです」と言っておくと採血する側も心得てくれるわよ、と。
内心は、そう言うと余計に嫌がられるんじゃないかな、と不安だったのですが、なんとその言葉を言ってからは、毎回1回での採血が成功!
まさに魔法の言葉でした。
人間の心理って不思議ですよね。
きっと、採血するほうも「自分の技量ではなく、血管自体の問題なんだ」と思って挑んでくれるのか、本当に不思議なくらい1回で成功するようになりました。
そのたびに「上手な方で良かった」と感謝の言葉も伝えられるようになりました。
何度もやり直す採血の失敗で苦痛に感じられている方は一度、この言葉を使ってみませんか?