2-1 告知から入院まで PET検査

病気の記録

PET(ペット)検査とは

PET検査は、体にブドウ糖に類似した薬剤を投与してから行われます。

これは、ブドウ糖を正常細胞の何倍もの消費して分裂をしていくがん細胞の性質を利用した検査で、偽ブドウ糖を投与すると、がん細胞のある場所に集積していくので、エックス線や癡CT検査ではわかりにくいがんの位置が画像でわかる検査らしいです。

磁石を下に置いた紙の上に、砂鉄をまくと磁石のある場所に砂鉄が集まっていくけど、あんな感じなのかな。(あくまで素人個人の理解の範疇です)

がん細胞は分裂にたくさんのエネルギーを必要とする性質がある。
がん細胞のある場所にブドウ糖が集積する。
その性質を利用して、疑似餌ならぬ疑似ブドウ糖を投与して検査する。
がんのある場所が画像でわかる。

PET検査に関しては、「PET検査ネット」というサイトがありますので、より詳しく知りたい方は一読されてください。

PET検査待ちの間は、何もしてはいけないの?

病院での検査は、核医学の受付に行き、検査着に着替えて待機。

身長、体重、血糖値を測定し検査薬を静脈注射します。

その後は、待機室に案内されて、水分をとりながら約50分くらい待ちます。
水は事前の説明で言われていたので500mlのペットボトルを持参しました。

ただし待機時間中は、スマホも読書も禁止。

目を使うとそこに検査のポイントが集まってきて、悪くなくても悪いように映ってしまうらしいのです。

検査が近くなると設置されたタイマー音が鳴ります。

これが鳴ったら、尿意があってもなくてもトイレに行くよう促されます。

トイレから戻るころに個室の電話機が鳴り、「検査室に来てください」と呼び込み。

そして、検査。

CT検査やMRI検査同様、仰向けに寝ているだけ。

約20分~くらいで検査は終了。

でも、すぐには帰れません。

画像確認まで待機。

場合によっては、再度検査をする場合もあるらしいのです。

約40分後に、どこからか「やったー」と喜ぶ声。

次いで、待機室の電話が鳴ります。

「画像確認できましたので、お帰りになって頂いて大丈夫です。」とのこと。

(さっきの声は技師さんのものだったようです。恐らく最終患者の私の検査が順調に終わったことで、技師さんも時間通りに終了して嬉しかったんだろうなぁ、と想像)

この日は、お昼抜きだったので、ファミレスに直行しました。

2日後には、リンパ節摘出手術が待っています。